ナーディ占い
古代の聖者が書き残したとされるヤシの葉の文書から、相談者の親指の指紋を手がかりに「自分の葉」を探し出し、そこに書かれた人生を読み上げる南インドの占い。
発祥:インド南部(タミル・ナードゥ州)葉の文書は数百年前のものとされる儀礼解説のみ
ヤシの葉の文書
ナーディ占いでは、細長いヤシの葉に古いタミル文字で書かれた文書を使います。これらは、アガスティヤなど古代の聖者が、未来に訪れる人々の人生をあらかじめ書き残したものだと伝えられています。
占いの中心地として知られるのが、タミル・ナードゥ州のヴァイティースワランコイルという町です。町には多くのナーディ占いの館が並んでいます。
自分の葉を探す
相談者はまず親指の指紋を取られます。占い師は指紋の型をもとに葉の束を選び出し、「あなたの父の名前は〜で始まりますか」といった問いを一つずつ確かめながら、本人に当てはまる葉を探していきます。見つかった葉には、名前、家族、仕事、これからの人生などが書かれているとされ、占い師がそれをタミル語で読み上げ、通訳されます。
信じ方はさまざま
葉の文書がいつ書かれたものかについては、はっきりしたことは分かっていません。現存する葉の多くは、傷むたびに書き写されてきたもので、古くても数百年前のものと考えられています。外国からの訪問者も多く、体験した人の受け止め方はさまざまです。
このサイトでの扱い
信仰と結びついた伝統的な実践として、紹介のみとしています。
最終更新:2026-10-07