鳥占い(古代ローマ)
空を飛ぶ鳥の種類や数、方向、鳴き声から神々の意思を読み取った古代ローマの公式の占い。「就任(inauguration)」や「縁起がよい(auspicious)」という英語の語源にもなっています。
発祥:古代ローマ(イタリア)紀元前8世紀ごろの伝承〜偶然のしるしを読む解説のみ
国家の公式な占い
古代ローマでは、「アウグル」と呼ばれる神官が、鳥の動きから神々の意思をうかがいました。アウグルは杖で空に区画を定め、その中を飛ぶ鳥の種類、数、飛んでいく方向、鳴き声などを観察します。選挙、戦争、公共の建物の建設など、国家の大事な決定の前には、この「鳥占い」で神々の同意を確かめる必要がありました。
ローマ建国の伝説
ローマ建国の伝説では、双子の兄弟ロムルスとレムスが、新しい町をどちらの丘に築くかを鳥占いで決めたとされます。レムスは6羽のハゲワシを、ロムルスは12羽を見たと言い、争いの末にロムルスが町を築いてローマと名付けました。
英語に残った鳥占い
鳥占いを意味するラテン語は、今の英語にも残っています。「就任式」を表す inauguration は、アウグルが鳥占いで就任を清めたことに由来し、「縁起のよい」を表す auspicious は「鳥を見ること」を意味する言葉から生まれました。
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最終更新:2026-10-07